みなさんこんにちは。
池田です。
2025年10月25日(土)に、オンラインセミナー
「ニーズ分析:面談からトレーニングプラン立案まで現場で使える実践プロセス」
を開催しました。
実施報告
16名のS&CコーチやS&Cコーチを目指している方々にお申し込みいただきました。
当日LIVE参加いただいた方々、ありがとうございました。
アーカイブ視聴のみでお申し込みいただいた方々もありがとうございます。
ご視聴後にご感想をお寄せいただければ嬉しいです。
今回は以下の内容についてお話しさせていただきました
- ニーズ分析とは?
- ニーズ分析のプロセス
- 事前にリサーチすべき項目とリサーチ方法
- 抽象的な要望を言語化していく面談手法
- 選手の特性を可視化する測定評価の方法
- 主観的情報と客観的データの統合による課題抽出
- 課題解決のためのトレーニングプランの立て方
- プランの提案と合意形成
NSCAの教本には、
ニーズ分析は、
スポーツ競技の身体的要求や特性の評価と選手の評価という2つの過程からなる
としか書かれておらず、
選手やコーチの要望をいかにプランやプログラムに反映すればいいかは書かれていません。
いくつかのNSCAジャーナルの記事は、
目標と優先事項に関するアスリートの同意が重要
(Scroggs,Simonson, 2021, NSCAジャパンジャーナル2022年5月号)初回面談の実施は初期情報の収集に最も重要
選手が自身の意見が考慮されなければ不満を覚え、トレーニングプログラムへの順守度が低下する
(Johnson, Bird, 2022, NSCAジャパンジャーナル2023年4月号)
など、選手と対話しその要望を聞き取ることの重要性について述べられています。
しかし、実際に選手やコーチとどう対話をすすめ、課題と目標を共有していくのか?については書かれていません。実際に、S&Cコーチの皆さんも現場ではそれぞれ試行錯誤しながらトレーニングプランを立てているのだろうと思います。
今回のセミナーでは、私が長年トレーニングプランを立案する際に実践してきた「選手との面談」や「課題の抽出」「プランニング」「合意形成」などの一連のプロセスを共有させていただきました。
今回のセミナーの内容が、ご参加いただいた皆さんの現場での意思決定の助けとなれば幸いです(今回のセミナーは後日再編集して動画コンテンツとしてご提供する予定です)。
ご参加いただいた方からのご感想
大谷部峻輔さん(大学院生)
ニーズ分析が間違っているとその先のトレーニング計画が本質的な課題から大きく外れてしまうと感じており、気になっていたテーマでした。
教本には書いていない重要な内容がたくさん詰まっており、大変参考になりました。
 
                
