Googleフォームを使ったメンバーの健康確認

みなさんこんにちは。
ストレングス&コンディショニング(S&C)コーチの池田です。

新型コロナウィルスの影響による学校の臨時休校や大学の授業開始の延期などの影響で、在宅勤務・自宅待機が続いている状況です。

多くの部活動やクラブ活動も活動休止を余儀なくされている中、指導者やS&Cコーチ、アスレティックトレーナーのみなさんにとっては、選手やスタッフの健康状態を把握しておきたいところではないでしょうか。
また、企業や学校のクラス、大学の研究室やゼミなどにおいても、所属メンバーが健康を保てているかどうか心配されていることと思います。

とは言え、ひとりひとりの状況を毎日電話やメール、グループLINEなどで確認するのは手間がかかって大変です。

そこで今回は、所属メンバーの体調を簡単に把握できる方法をご紹介します。

Googleフォームとスマホを使ってメンバーの体調を確認する

Googleアカウントを持つと、Microsoft Officeのワード・エクセル・パワーポイントと同様の機能を持った、ドキュメント・スプレッドシート・スライドというアプリケーションが使えるようになりますが、さらにGoogleフォームというアプリケーションも使えるようになります。

Googleフォームの詳細についてはこちら

このGoogleフォームを使えば、簡単なアンケートフォーム(質問用紙)を作ってメンバーに配信し、スマホで回答・送信してもらうことができます。送信してもらった回答は、指定したGoogleスプレッドシートに自動的に入力されていくので、入力の手間がかからずにメンバー全員の体調を一覧表で確認することができるようになります。

Googleフォームでアンケートを作成する

まずはサンプルフォームをご覧ください。

サンプルフォームの質問項目は、

  • 氏名(プルダウン式 & 記述式)
  • 午前中の体温(記述式)
  • その他の症状(記述式 & チェックボックス)

としてありますが、これらの質問項目や回答方法は自由にカスタマイズすることができます。

回答方法には、

  • 記述式:回答欄に直接答えを書き込む
  • プルダウン:▼をクリックすると表示されるリストの中から答えを選ぶ
  • ラジオボタン:表示される選択肢の中からひとつだけ答えを選ぶ
  • チェックボックス:表示される選択肢の中から当てはまるものすべてにチェックを付ける

などがあり、この他にも日付や時刻を入力する形式にもできます。

メンバーにフォームを配信する

フォームを作成したら、チームや会社(部署)、ゼミなどの所属メンバーに配信します。
配信する方法は、

  • フォームのURLをメンバーに知らせる

これだけでOKです。

私はフォームを配信する際には、リンクをグループLINEに貼り付けてメンバーに送るようにしています。これだとLINEグループさえ作っておけば、あとから違うフォームを送ることになった場合でも手間がかからないので楽です。

あとはメンバーが自分のスマホからフォームにアクセスし、回答・送信するだけでOKです。

Googleスプレッドシートで回答を確認する

メンバーが送信した回答は、指定したGoogleスプレッドシートに自動で入力されていく仕組みになっていますので、フォームを配信する前に、回答先となるスプレッドシートを作成しておく必要があります。

回答先のスプレッドシートを指定するには、

  • カスタマイズ画面の上部にある「回答」タブをクリック
  • タブの右側にあるスプレッドシートのアイコン(緑)をクリックし、回答先のスプレッドシートを作成

でOKです。

以下にリンクしたスプレットシートは、実際にサンプルフォームから回答が入るようにしてあります。サンプルフォームから送信した回答がスプレッドシートに届く様子を確認することができます。

スプレッドシートに届いた回答はそのままスプレッドシート上で並べ替えたり、グラフを作成したりすることができますし、あとからエクセルに変換することも可能です。

とにかく今は、メンバーそれぞれが健康で過ごすことが最優先かと思います。
またみなさんが元気に集まれる日のためにお役立ていただければ幸いです。

1 COMMENT

【論文紹介】バスケットボールにおける疲労のモニタリングと管理 | ストレングス&コンディショニングのすすめ

[…] ですが、sRPEの確認や垂直跳びの測定なんかは、どんな現場でも比較的簡単に実施できるのではないかと思います。sRPEは無料のGoogleフォームによる選手アンケートや、たくさんの質問項目をカスタマイズして選手がスマホから回答できる有料のコンディション管理サービス(ONE TAP SPORTSやAtleta)なんかを利用すれば簡単に確認できますし、最近では比較的安価な(といっても数万円しますが)加速度センサー内蔵の測定デバイスが販売されていますので、それを使って垂直跳びのパフォーマンスをより詳細に測定することもできます。垂直跳び測定用のスマホアプリなんかもありますね。 […]

現在コメントは受け付けておりません。